ラグビー日本代表が快挙を成し遂げた心理的組織分析
こんにちは!
西村ボディメイキングスタジオの西村です!
昨夜のラグビーワールドカップ、日本対南アフリカ感動しましたね!
西村は試合の映像を見るとまだ涙が出てしまいます・・・
平均視聴率はなんと40%を越え、会場で観戦した方やパブリックビューイングも含めると、本当にたくさんの方にラグビーを観戦してもらったんだな、と思います。
実際に当店のお客様の9割もの方にテレビ観戦していただき、ある方は「ラグビーなんて嫌いやし見たくもない」と仰っていたのに今では全試合テレビでご覧になるほどです(笑)
満員のスタジアム
さてそんな盛り上がっているラグビーですが、前回のブログではラグビーが日本人に受け入れられる理由について考察しました。
今回はワールドカップ参加国の中で最弱とまで言われた日本代表がなぜベスト8まで勝ち上れたかを、科学的に心理学を用いた組織論から簡単に考察したいと思います。
ざっとまとめると大きく2つの要素があると考えます。
1.明確な目標がある
2.組織進化のプロセス
1.明確な目標がある
明確な目標というのは全員が常々話していた「ベスト8」です。
この目標というのは分かりやすいほど当然ながらイメージしやすく、また「社会的貢献度」が高いほどモチベーションも高くなります。俗にいう大義ですね。
2015年大会の時には「日本ラグビーの歴史を変える」でした。
当時キャプテンも務められていた廣瀬さんも「何のために勝つか」ということを常々口にされていました。
今回でいうと「ベスト8に入り、ワールドカップ日本開催を成功させる」ですね。
この大義があることで行動を起こしやすくなり、心理的にもハードワークを乗り越えらる状態になります。
まだ大会途中ですが、公式にもアナウンスさているように、日本開催は大成功だと言えますね。
目標設定は大事だとわかっているけど出来ていない、という方は多いのではないでしょうか。ここで「目標設定のメリット」を挙げてみます。
1.努力を引き出す
2.意識の集中
3.粘り強くなる
4.新しいノウハウや学びを取り入れる
以上の4点がメリットであり、意欲や目的意識が強くなります。
これはチームでも個人でも同じです。
当店ではダイエットやスポーツに取り組みたい方にも取り入れています。
他にも思考テクニックは色々とありますがそれはまたの機会にしたいと思います。
2.組織進化のプロセス
あなたは組織の定義を考えたことがあるでしょうか。
組織とは、2人以上のグループのことを言います。
職場や友人に恋人や家庭もそうですね。今からお伝えするのは人間関係に役立つ理論です。
これはオットーシャーマーという方が研究したU理論に基づく理論です。
例えば同僚や恋人家族が「自分は頑張っているのに相手が頑張らない、努力に応えてくれない!」なんて経験はありませんか。
これは潰れていく組織の大きな例です。
これには自分の満足感や課題の混在化もありますが、1番の問題点として挙げられるのは「自分と他人は同じだと考えている、または他人が自分と同じ意見を持つことを求めている」です。
この感覚を持ってしまうと他人の行動・言動が気になり、他人に指摘することばかり考えてしまい組織が壊れていくのです。
この現象を起こさないために大事なことは「みんな違う」という意識です。
これは簡単そうで案外難しいことです。多様性を認めるということにもなりますね。
ラグビーの場合は国籍に関係なく代表になれます。
日本代表が外国籍の選手が最も多いというわけではありませんが、「ONE TEAM」を掲げ全員が国歌の意味まで理解して斉唱し、前代未聞の結果を出すほどの一体感を出すためには、みんなが違うと理解したうえでチーム作りをしたことも大きいと思います。
試合をご覧になった方はお分かりなるかと思いますが、日本代表は日本人や外国人関係なくコミュニケーションを取り、試合外でもお互いを称え、尊敬しているのがよく分かります。
これが組織進化の理論でいうと、開かれたプレゼンシング(共通認識・目標)から受け入れ実体化になります。
言葉にすると意味が分かりませんね・・・
要するに「組織内の多様性を認識し、全体で同じ目標を掲げ、お互いの信頼関係を築き、目標を達成する」です。
中々簡単に出来ることではありませんが、すぐに実践出来ることとして、苦手な上司・同僚、パートナーや家族の「自分と違う意見で当たり前」と認識するところから実行してみてください。
まだまだお伝えしたことはたくさんありますが、長くなってしまうので今回はここまで・・・
今回の内容のように当店では体だけではなく、メンタルの面からもどうすれば良いのか、科学的な方法でお伝えしています。
ダイエットやスポーツのパフォーマンスもメンタルの部分はすごく大事です。
体でお悩みがある方は下記までご連絡ください。
nishimura.bms@gmail.com